さて前回の記事の内容をまとめると以下の通り。
前回の記事↓
「FXに初挑戦した結果コツコツ積み上げた勝ちを一度の大敗で吹き飛ばした挙句、我を失い乱れ打ちしてさらに負けを積み上げる。」
といったところでした。
トータルで約9,000円ほどのマイナス。
まぁこれが典型的な負けパターンでしょうか。
凡人はみなこうなります。
とはいえまだ諦めるには早すぎます。
このやり方ではいかんということで私ちょっと考えました。
で、ある秘策を思いついたんです。
結果からお見せしましょうか。
+4,471円
+7,294円
+706円
+8,236円
+22,503円
ライジング・サン!!!!!!
怒涛の復活劇!!www
いったい何が起きた!??www
詳しく説明しようw
秘策とは
怒涛の5連勝。
しかも数千円クラスの連打。
そしてとどめの2万越え。
だが結論から言うとこの方法は「やめた方がいい」ということがわかった。
詳しく説明するから必ず最後まで読んでほしい。
え、、、こんなに勝ってるのに??
これはたまたま運がよかっただけ。
反対に大負けしていた可能性も十分にあった。
やめた方がいいというのは正しくは完璧と思ったやり方には実は落とし穴があったということ。
つまり秘策そのものが成立してなかった。
世の中そんなにあまくはないってことです。
その私が思いついた秘策というはずばり。
「損切しない」。
どういうことか。
損切しないってことはいくら含み損が出てもマイナス域にいる間は決済しないってこと。
プラスになってからしか決済しないから負けようがないでしょってことです。
「いやいや、そんなプラスになる保証なんてどこにもありませんが?
下手したらずうっっっっっうっと含み損を抱えたまんまってこともあり得るよ?」
確かにそうかもしれない。
だが今のこの特殊な状況を考えてみよう。
歴史的な円安水準
特殊な状況ってのは今のこの “円安” のことです。
何十年ぶりの水準だなんだって言ってますよね。
大事なのはこの円安が何によって引き起こされているかです。
その原因はアメリカと日本の金利差です。
アメリカは今インフレを抑制するために金利を徐々に引き上げていってます。
一方日本はゼロ金利。
金利が低い通貨より高い通貨の方がより買われます。
持ってるだけで増えるからね。
ただ金利を上げるということはその反面、経済にとってはマイナスになります。
インフレを抑制するために高金利を維持し続けたら経済が崩壊する。
つまりいつかは金利を下げに来るってこと。
そしてそうなったら日米の金利差は縮まりドル円のレートも元の水準に戻るはず。
ん~。
この辺の話も時間があったらどっかで詳しく書こうかな?
とはいえ私も投資をする上で知った最低限の浅い知識でしかないですが。
要はいつかは、というか近い将来円安は終わるってことですよ。
確実ではないけどその可能性が非常に高い。
だったらさ。
基本的に売りポジションにさえしていれば例え上昇トレンドだったとしても長い目で見たらいつかは今の水準より円高になる。
だから今はマイナスがでてもほうっておけばいいじゃんって話。
実施した戦法
てなわけでまとめると以下の戦法をとることに。
- 必ず売りポジションで入る
- 含み損が出てる間は決済しない
- 一時間足の下落トレンドを狙う
必ず売りポジションで入る
必ず売りポジションから入るのは円高に振れたときに利益が出るから。
逆に買いポジションから入るのは円安に振れたときに利益がでる。
今回いつかは円安が終わるということを見越しての損切しない戦法なので必ず売りポジションで入ります。
今の市場の予想では2023年の秋ごろには利下げに転じるということなので遅くとも来年度中には円高に大きく振れるのではないでしょうか。
含み損が出ている間は決済しない
いつかはプラスになるはず。
だから含み損が出ていても決済しません。
ただこれに関しては最も注意しなければならないことが一つ。
こちらの記事で少し話した“ロスカット”の存在です。↓
FXは仮想的にお金を借りることで元手の何倍もの金額の取引を可能にしている。
それがレバレッジと呼ばれるものでした。
そしてその借りたお金が返せなくなることを防ぐ仕組みがロスカット。
これ以上含み損が出たら強制決済するぞというラインがあるわけです。
損切しない作戦なのにロスカットに引っかかったら強制的に損切されることになる。
なのでこのラインを超えないようにしなければならない。
そしてそのラインの指標となるのが証拠金維持率というやつです。
“SBI FXトレード” のロスカットは証拠金維持率が50%を下回ると発動します。
この基準はFX事業者によって異なるようですね。
じゃあその証拠金維持率ってどうやってもとめるの?
と、これを文章で説明するのは難しいので下記リンクを参照。
まぁ要するにレバレッジをかけるんだからこれだけの金額は最低でも用意してねっていうのがあってそれが必要証拠金。
それが一定数下回れば強制決済となる。
つまり証拠金維持率を高く保つためにはFX口座に十分な現金を入金しておけばいい。
今回私の場合は約10万円分で取引しているのでとりあえずもう10万円入金しておいた。
一時間足の下落トレンドを狙う
この戦法とは直接関係ないのですが今回は一時間足でトレンドを見ることにします。
これまでは一分足とか長くても10分足でトレンドをみて判断していましたがやはり素人なので逆に張ってしまうことが多かったんですね。
で、ある日チャートを見てて気づいたんですけど一時間足で見るとトレンドの周期が大体半日から長くて一日続くことが多いなって思ったんですよ。
ならトレンドの転換を見てから入ってもそこから数時間はトレンドが続くから勝てる公算が高いんじゃないかってことです。
FXは秒単位でトレードしまくってるイメージでしたけどそもそもそんなに張り付いてる時間もないので一日一回くらいのトレードの方が自分には合っています。
なぜやめた方がいいのか
ここからが本題。
これで完璧。
と、思ったら大間違いでしたよ。
最後に行った取引の結果をよく見てほしい。
これはトレンドを読み違えて一時は2万円以上含み損を抱えたものの奇跡的に復活したもの。
特筆すべき点はこの5回で唯一、日をまたいで決済したということ。
そして注目すべきところはこれ。
ー693円。
これがスワップポイントというやつです。
スワップポイントてなに?
正直仕組みの部分までは理解できていないがFXでの通貨ペアの金利差によって発生するらしい。
そして金利の高い国の通貨を買ったら増えるが低い国の通貨を買った場合は減る。
今回の場合はドルと円でドルは先で述べたようにアメリカが利上げ真っ只中。
一方日本はゼロ金利。
この「損切しない作戦」で行くと売りで入ることになるからつまり円を買う動きになる。
ということはスワップポイントは日々マイナスになっていくということ。
長期戦を想定していたのだから日々為替の変動以外で減っていく要素があるというのは致命的です。
これ、実はFX始めるときにちらっと調べたから何となくそういうものがあるということはわかっていました。
でも微々たるものだろうと高を括っていたら一日で約700円ものマイナス。
まぁ後々わかったんだけどどうやらこの日がたまたま木曜日で土日分も上乗せされていたから実際はこの3分の1が一日分になる。
とはいえこれは無視できない金額です。
てなわけで長期ホールド前提のこの作戦はやめ。
ただ一時間足のトレンドを見て入るってのはうまく機能しているから今後はこの作戦でしばらく続けてみようと思う。
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