【猫でもわかる】キャッシュ・フロー計算書を読み解こう

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※※注意※※
この記事は投資初心者でまだ知識の乏しい私が勉強した内容をしっかり定着されるために書いているものでもあります。その為、内容が不十分だったり誤っていたりする可能性があることをご理解いただき、もし間違いに気が付いた方はご指摘いただけたら幸いです。

さて期間が開いてしまった勉強シリーズ。
そもそも週一で書くのは無理があったと今気づきました。
これからはマイペースで随時あげてきます。

そして今回から「初心者向けに基本的の内容を専門用語をなるべく避けて書いていく」という意味を込めて「猫でもわかる」と題して展開していこうかと思う!

ふくちゃん
ふくちゃん

おいおい随分なめられたもんだなぁ。

じろちゃん
じろちゃん

失礼しちゃうね。

ふくじろう
ふくじろう

あ、、、いや。これは、、、形式上ふくちゃんじろちゃんに教えている感じで展開していくからってだけでさ、、、そんな深い意味は無いよ?汗汗

・・・(じーーー)

さ、さて今回はキャッシュ・フロー計算書のお話。
キャッシュ・フロー計算書は決算の際に提出される決算書類の一つでお金の動きを可視化するものだ。
個別銘柄を分析するうえでお金の動きを把握するのはのはめちゃくちゃ大事だ。

でもそれってどこをみたらいいのかわからない。
どうなっていたらいい状態なのかわからない。
そもそも何が何だかわからない。

そんな疑問もこの記事を読めば一気に解消できるはずだ。
さっそくみていこう!

・・・(じーーー)

キャッシュ・フロー計算書とは

キャッシュ・フロー計算書は先で言った通りだが簡単に言うとお金の出入りを表した決算書の一つだ。
決算書には他に貸借対照表、損益計算書というのがあってこの3つを合わせて財務三表といったりする。
とまぁ細かい話は置いといてとりあえず実際に見てみよう↓

例)日本電信電話2023年度Q4決算

株主・投資家情報 | NTT (group.ntt)

解散。

ま、まってくれ!汗汗 そうなる気持ちは痛いほどわかる!数字や専門用語がいっぱいで吐き気がするよな?俺もつい最近までそうだったんだwでも大丈夫!3つのポイントさえ押さえてみれば案外シンプルに見えてくるんだよ!

キャッシュ・フロー計算書を読み解く3つのポイント

キャッシュ・フロー計算書は大きく分けて下記3つに区分される。

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー(CFO)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー(CFI)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー(CFF)

これらの値がプラス(+)かマイナス(-)かを見るだけでもその会社の経営状況が面白いように見えてくるんだ。

一つずつ見ていこう!

営業活動によるキャッシュ・フロー(CFO)

まず一番わかりやすい営業活動によるキャッシュ・フロー。
下記の青枠で囲った部分だ。

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これは単にその会社の事業で得た利益のことと思っていいだろう。
ここのプラス(+)が大きければ大きいほど事業がうまくいっているってことだ。

基本的に赤線で引いた合計値を見てればいいが注意すべき点としては「減価償却費」という項目は+と考えずに見たほうがいいということだ。
この例だと「減価償却費」分を差し引いてもまだ十分プラスだから事業がうまくいっていると判断できる。

「減価償却費」を含めないのはなんでかという話をしだすとややこしくなるのでここでは割愛するが簡単に言うと損益計算書との整合性をとるために記載されているだけにすぎないからだ。
プラスで書かれてはいるが実際にキャッシュが増えるわけではない。

細かい項目にまで目を通す必要はない。
大事なのはプラスなのかマイナスなのかということとプラスであればその要因が当期利益によるプラスかどうかということだ。

投資活動におけるキャッシュフロー

お次は投資活動におけるキャッシュフロー。
下記青枠で囲った部分。

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えーっと、、、単位が百万円だから、、、いち、じゅう、ひゃく、、に、、2兆?!どえらいマイナスだな。大丈夫か?

投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスといっても別に悪いことではないぞ。

投資活動によるキャッシュ・フローには例えば新しい店をオープンする費用や最新のソフトウェアを導入する費用なんかが含まれる。
その場合当然キャッシュはマイナスになるが将来的に営業活動によるキャッシュ・フローにプラスとして返ってくることが期待できる。
つまりここがマイナス(ー)ということは事業を拡大するためにキャッシュを使っていると想像できるわけだ。

ただしマイナスになる要素は何も事業拡大によるものだけではない。
株や債券の取得によってもマイナスになるし単に古くなった機械を買い替えただけかもしれない。

逆にここがプラス(+)になっている場合は資産を売却しているということだ。
これも悪いこととは限らないが何らかの理由でキャッシュが必要になったかあるいは資産が不要になったかで売却しと考えられる。

財務活動によるキャッシュフロー

ポイント3つ目は財務活動によるキャッシュ・フロー。

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財務活動によるキャッシュ・フローは銀行からお金を借り入れたり投資家から資金を調達したりするとプラス。
借金を返済したり配当金を支払ったりするとマイナスになる。

借り入れがある場合はその資金が何に使われるのかが重要だ。
事業拡大に向けての資金調達であればまだポジティブにとらえられるが事業で利益を残せず必要なキャッシュを補填するための資金調達であればネガティブな印象だ。

キャッシュ・フロー計算書から読み取る企業の状態

で?
結局何がどうなってりゃどうなんだ?

これら3つのプラス、マイナスの組み合わせを見れば今、企業がおかれている状態をある程度想像することができるのだよ。

経営がうまくいっているケース

  • 営業活動によるキャッシュ・フローがプラス
  • 投資活動によるキャッシュ・フローがマイナス
  • 財務活動によるキャッシュ・フローがマイナス

営業活動によるキャッシュ・フローがプラスだから事業はうまくいっている。
投資活動によるキャッシュ・フローがマイナスだから事業で得た利益を投資にあてて事業を拡大している。
財務活動によるキャッシュ・フローがマイナスだからさらにあまった資金を借金の返済や株主への還元に充てている。

日本電信電話なんかまさにそうだね。
さすがは日本を代表する企業だな。


経営がうまくいってないケース

  • 営業活動によるキャッシュ・フローがマイナス
  • 投資活動によるキャッシュ・フローがプラス
  • 財務活動によるキャッシュ・フローがプラス

営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスなのでそもそも事業で利益が残せていない。
投資活動によるキャッシュ・フローがプラスなのでキャッシュが足りないためか資産を売却している。
財務活動によるキャッシュ・フローがプラスなので事業を維持するために資金を調達している。

営業活動によるキャッシュ・フローはプラス、マイナスの良し悪しがはっきりしているからわかりやすいな。この状態が続けば資金の調達もままならなくなっていき最悪倒産することになるだろうね。

もちろんキャッシュフロー計算書だけを見て全てわかるわけではないがいい状態なのか悪い状態なのかくらいはある程度想像できるわけだ。
もし悪い状態が長く続いているようなら存続の危機に瀕しているかもしれない。

キャッシュ・フロー計算書を見るのに慣れてきたら金額の内訳も確認してみよう。
金額が大きいもの占める割合が大きいものに絞ってみてみるとそれほど複雑ではないし単にプラスマイナスだけで判断するより精度の高い分析が可能だ。

キャッシュ・フロー計算書はどこで確認できるのか

まぁ見方はなんとなーく分かったよ。
んでこのキャッシュ・フロー計算書とやらはどこでみれるの?

決算書なので会社のホームページで閲覧できるがmoomoo証券のアプリでもみることができるぞ!

個別銘柄のページから「分析」タブを下にスクロール。

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CFO(営業活動によるキャッシュ・フロー)、CFI(投資活動によるキャッシュ・フロー)、CFF(財務活動によるキャッシュ・フロー)それぞれの推移をグラフで確認できる。

「詳細」をタップすれば金額の内訳も確認可能だ。

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画像は期間設定が四半期ごとの数値になっているがもちろん年次決算に切り替えることも可能だ。

まとめ

以上、今回はキャッシュ・フロー計算書についてでした。
この記事を読んだ後にもう一度キャッシュ・フロー計算書を見てみよう。
最初は見ても何が何だかわからなかったものがちょっと見え方が違ってこない?
ごちゃごちゃいっぱい書いてあるけど見るべきポイントさえ理解していれば案外シンプルな表に見えてくるもんです。

さて、次回から企画をスタートさせようかと思っております。
記事にしている知識以外にも徐々にですが個別銘柄の分析やチャートの分析の知識がついてきているのでそれを試すような企画ですね。
今後勉強記事よりこっちがメインになってくるかもしれませんがお付き合いいただけたらと思います。

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